SBIバーチャルカレンシーズが取引開始!どのような取引形態になってるの?

SBIバーチャルカレンシーズが取引開始!どのような取引形態になってるの?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

今回は、始まったばかりの仮想通貨取引所SBIバーチャルカレンシーズについて紹介していきます。オンライン証券最大手のSBIHDが母体となる、仮想通貨業界の「大本命」ともいえるSBIバーチャルカレンシーズとはどのような取引所なのでしょうか?早速見ていきましょう。

SBIバーチャルカレンシーズが取引を開始

SBIバーチャルカレンシーズ

2018年7月、SBIバーチャルカレンシーズが一般新規口座の開設申し込みの受付を開始し、本格的にサービスが開始しました。

母体となるSBIHDはネット証券業界最大手であり、金融業界全体でも強い存在感を保つ大企業であるだけに、以前から大きな期待が寄せられていましたが、2018年1月に発覚したコインチェック流出事件以後のリスク管理体制の見直しなどもあり、当初の2017年12月サービス開始から大幅に遅れたサービス開始となりました。

SBIバーチャルカレンシーズとは?

SBIバーチャルカレンシーズ

ではそもそも、SBIバーチャルカレンシーズとはいったいどのようなものなのかを説明していきます。

[box class=”box11″]
商号
SBIバーチャル・カレンシーズ株式会社
英語表記
SBI Virtual Currencies Co., Ltd.
設立
2016年11月1日
事業内容
仮想通貨の交換・取引サービス、システムの提供
仮想通貨交換業登録番号
関東財務局長 第00005号
所在地
〒106-0032 東京都港区 六本木3-1-1 六本木ティーキューブ
資本金
9億8,000万円(資本準備金を含む)
株主
SBIグループ100%
役員
代表取締役社長 北尾 吉孝
代表取締役副社長 齋藤 亮
取締役 浅野 恵造
取締役 小川 裕之
取締役 チャン・ソク・チョン
取締役 森田 俊平
取締役 小川 泰幸
監査役 西川 保雄
[/box]

2018年7月現在
https://www.sbivc.co.jp/profile/より一部抜粋

SBIバーチャルカレンシーズは、国内の大手金融企業のSBIホールディングスの子会社であるSBIバーチャルカレンシーズが立ち上げた仮想通貨取引所です。「ストレスフリーな仮想通貨取引を」「仮想通貨取引をもっとスマートに」をモットーとしています。SBIバーチャルカレンシーズは、仮想通貨を使ったより革新的なサービス・ビジネスの創出を追求するイノベーターとして、顧客中心主義に基づく健全な市場の想像をミッションとして掲げています。つまり、SBIホールディングスが持つノウハウを使ってより仮想通貨取引を拡大しようという目的をもち、開設された取引所です。ユーザーの「使いやすさ」を第一に掲げ運用しているので、初心者でも使いやすい取引所でしょう。

SBIバーチャルカレンシーズの現時点での内容は?

SBI取引通貨は?

仮想通貨取引には「販売所」と「取引所」があります。販売所と取引所の違いは主に購入先です。販売所は仮想通貨取引業者から直接仮想通貨を売買する一方、取引所は個人間で直接、仮想通貨を売買します。今回ご紹介しているSBIバーチャルカレンシーズの取引は「販売所方式」のサービスとなっています。

取引通貨は?

SBIバーチャルカレンシーズは、現在3つの仮想通貨を取り扱っています。

  • ビットコイン(BTC)
  • ビットコインキャッシュ(BCH)
  • リップル(XRP)

以上の3つです。SBIバーチャルカレンシーズの代表取締役社長の北尾氏によると、これ以外にイーサリアムの取り扱いも想定しているとのこと。

そのほかに、SBIバーチャルカレンシーズは独自通貨であるSBIコイン(Sコイン)というものを発行する予定だそうです。このSコインは、取引所で売買でき、個人送金が可能で、価格は変動するというもの。将来的には実店舗での利用も可能になる予定であるようなので、日常的に使える仮想通貨にもなり得るでしょう。このSコインには大きく分けて2つの特徴があります。まず一つ目は、オープンプラットフォームとしての構想を持っていることです。ここでのオープンプラットフォームとは、地方自治体や企業が独自の通貨を低コストで簡単に発行できるプラットフォームのことをさします。
二つ目の特徴としては、日本円に対応したレートであるということです。日本円とのレートを安定させるものの、必ずしも等価となるわけではないようなので注意してください。まだこの点に関しての詳細は発表されていないので、その情報も見逃さないようにチェックしていきましょう。

SBIバーチャルカレンシーズのメリット

ここでは、SBIバーチャルカレンシーズのメリットを書いていきます。

手数料の安さ(スプレッドが狭い)

SBIバーチャルカレンシーズは、スプレッド(取引所の手数料)を業界最小値にしようとしています。これにより取引が活発になってくることが見込まれています。

住信SBIネット銀行・SBI証券との親和性が高い

SBIバーチャルカレンシーズの母体はネット銀行最大手の「住信SBIネット銀行」、そしてオンライン証券業界最大手の「SBI証券」と同じSBIHD(エスビーアイホールディングス)であり、この二つの企業を合わせただけでも預かり資産17兆円以上、口座数800万以上という顧客資産を抱えています。この圧倒的な規模の顧客の一部が、親和性の高い関連会社であるSBIバーチャルカレンシーズの仮想通貨取引に参入することで、さらなる発展が期待できます。

セキュリティーの高さ

仮想通貨業界では2018年1月に発覚したコインチェック流出事件以来、業界全体のずさんなリスク管理体制が指摘されており、金融庁の規制も強化されています。一方でSBIHDは1999年のインターネット取引開始以来、ネット証券の先駆者としてリスク管理に関するノウハウを積み重ねてきた信頼感・安心感があります。SBIバーチャルカレンシーズでも危機管理は最重視されており、新規通貨参入に非常に慎重な姿勢で臨んでいることからもそのセキュリティ重視志向が伺えます。

また警備サービス業界最大手の「セコムトラストシステムズ」や、海外の企業とも連携しており、ウォレットなどの脆弱性にも対応したトップレベルの危機管理体制が敷かれています。

このように、SBIグループと、セコムトラストシステムズの双方の技術を融合させたセキュリティー環境が整っています。

アメリカリップル社との提携

米国の大手証券取引所NASDAQの取引システム(マッチングエンジン)によるトレードの即時性が期待できます。

取引操作の使いやすさ

サービスガイドにて概要や出入金の操作方法が初心者にもわかりやすく説明されている。写真付きなので、既存のユーザーもわからなくなった時に解決しやすくなっております。

SBIバーチャルカレンシーズのデメリット

次は、SBIバーチャルカレンシーズのデメリットに触れていきましょう

仮想通貨の入出金不可

SBIバーチャルカレンシーズではし出入金ができないため、別に住信SBIネット銀行を作る必要があります。すべてを同時にできないのは面倒に感じてくるようになるかもしれません。

取り扱い通貨が少ない

始まったばかりのころに比べれば多くはなりましたが、それでもほかの取引所よりも取り扱い仮想通貨数が少ないため他の取引所と並行して使用することをおすすめします。

販売所形式のみ

このサービスでは販売所形式のみになるので、顧客間で取引をしたい場合はほかの取引所に行かなければならず、取引所をまとめることが困難となってしまいます。販売所形式のみのサービスを新たに利用することだけに絞って、利用するのがいいかもしれません。

まとめ

今回はSBIバーチャルカレンシーズについてご紹介しました。まだまだ取引を始めたばかりですので、どのような変更が加えられるかはチェックしていく必要があるものの、金融業界大手企業が行っているサービスであるため、セキュリティーやシステムなどについて信頼できると思います。サービスを利用するための方法が詳しく写真付きで説明されているので使いやすいでしょう。
簡単にまとめますと、業界大手企業が行うサービスのため信頼でき、これからさらに進化していく取引所であるということです。まだまだ可能性が広がっているSBIバーチャルカレンシーズ。これからさらに良い取引所となることを期待します。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加