NANJコイン(NANJCOIN)は2ちゃんねる上の「なんでも実況J板」、通称「なんJ」というコミュニティから発祥した日本生まれの仮想通貨トークン。2018年1月に誕生した比較的新しい仮想通貨です。
目次
NANJコイン(NANJCOIN)とは?
スポーツに特化した仮想通貨を目指しており、このような通貨は国産仮想通貨の中でもかなり珍しいので、設立当初から話題になっています。
「ファンとスポーツ業界関係者を繋ぐ次世代の経済圏を創り出す」をテーマに掲げ、国内で支持層の少ないスポーツなどへの寄付が簡単にできるようなシステムの構築体制も整いつつあるのだとか。様々なプロジェクトだけではなく、通貨の価値としても開始約2か月で上場をするなど、急成長を続けているとても期待度の高い仮想通貨です。
ネットコミュニティ「なんJ」が発祥の仮想通貨
このコインが生まれるきっかけとなった「なんでも実況J板」は2004年に設立しました。当初は「なんでも実況S(サターン)」や「なんでも実況U(ウラヌス)」と同様に、全ての実況を取り扱うサイトとして盛り上がっており、書き込みをする利用者達を「なんJ民」と呼んでいました。
「なんでも実況J」は、主に野球実況が目的で、20~50代男性を中心に人気の掲示板。メインは野球の実況がメインで行われていますが、さまざまスポーツも扱われています。
そして、その「なんJ民」によりこの仮想通貨は誕生しました。
他の仮想通貨との違い
日本生まれの仮想通貨にはMONAコインやZNYなどがありますが、NANJはスポーツに特化した仮想通貨を目指しています。
MONAコインは利用者を「楽しませる」ために投げ銭などといった体制を取っていますが、NANJコインでは利用者と「スポーツ業界を支援する」ために様々なシステムを構築しています。スポーツ好きの利用者からしたら、仮想通貨をしながらスポーツを楽しめるという一石二鳥のツールです。現段階でスポーツに特化した仮想通貨取引所がないため競合がいません。ですので、そう簡単に価値が落ちることはないと言えるでしょう。
スポーツを支援する仮想通貨
「チームや選手、引退して第2の人生を送る選手に対して寄付をして応援したいというファンが試合に来ている半数以上であること」がNANJコイン独自の調査で分かっています。
また、NANJコインを使って試合のチケットを買いたいという声も多く、そういった声にもしっかりと答えています。
現段階でNANJコインで出来ることは、専用のアプリを使い、特定の選手やチーム、団体への寄付、観戦チケットやグッズの購入など。金欠状況にあるチームや球団に寄付をして、支えることができるという画期的なシステムです。
NANJコインは「球団を買収し運営していくこと」を目標としています。今後、公式アプリと連動して、国内外の様々なスポーツと繋げていけるように提携先を増やしているとのことなので、さらに今後も期待・価値どちらも高まることでしょう。
仮想通貨によるスポーツ経済圏
NANJコインは「仮想通貨によるスポーツ経済圏」の実現が目的です。ファンがチームや団体、選手に寄付をすることにより、ファンが新しい視点からスポーツをサポートすることが可能になります。
その寄付したチームや選手が活躍すれば、感動という対価としてファンのもとに届きます。
そうなれば更に寄付やサポート、応援し甲斐がありますね。こうなることにより、NANJコインは「仮想通貨によるスポーツ経済圏」の実現を目指しているのです。
信頼の高さ
他の仮想通貨取引所の運営チームは所持割合を明かさずに過半数以上所持することが多いのが現状です。
しかし、NANJコインの運営チームは1割しか保持しないと公式HPで公言しています。他に競合がいないのも理由の1つでしょう。
公言したことにより、どれだけ利用者思いであるか、相場を崩壊する意思がないことの意思表示でもあります。こういった姿勢や、「なんでも実況J板」といった人気コミュニティから始まったことで他社にはない信頼感があります。
今後の展望
NANJコインの公式HPに2018年以降の指針が発表してあります。2020年までに「スポーツチームの買収・運営」を目指しています。2020年には東京オリンピックが開催されるので、そこまでにどんな戦略を打ち出してくるか非常に楽しみですね。
上場して1日目に売却予定分が即完売
NANJコインはCoinExchangeに3月16日に上場。コインが誕生してから約2か月という驚異的な速さでCoinExchangeで上場をしたため、業界内ではかなりの話題となりました。
そしてなんと、開始から12時間で売却予定分が完売という偉業を成し遂げたコインでもあります。
3日間かけて販売される予定だったのですが、開始12時間で完売してしまい、運営側の想像を上回る期待値だったと言えるでしょう。
また、CoinExchangeで上場する為の条件である4BTC分の寄付がこんなにもスピーディーに集めたところから、開発メンバーとホルダーたちのコミュニケーションがしっかりとれていたことも証明されています。上記の指針で目標としていた”オープン戦”はクリアしました。
コミュニティ内での投票機能
「なんでも実況J板」のコミュニティやこのNANJコインのコミュニティには投票機能があります。
2020年以降、チームや団体の買収を視野に入れているNANJコインはこの投票機能を使って、スポーツチームの買収・運営を目標に据えています。
そうなればファンがスポーツチームの運営に携われる時が来る日も近いでしょう。
スポーツの世界に仮想通貨が参入することにより、こう言った新しいスポーツの楽しみ方が出てくるのは面白いですね。
NANJコインの購入方法
NANJコインはまだ国内の取引所では上場を果たしていません。ですので、日本円ではまだ取引ができません。ビットコインからの購入可能となっています。購入可能な海外の取引所はCoinExchangeとHitBTCのみです。
NANJコインを購入するには以下の方法をご参考してください。
- 日本国内の取引所で口座を開設。
- 日本円からビットコインを購入してください。
- CoinExchangeかHitBTCのどちらかで海外の口座を開設。
- その口座に国内取引所で購入したビットコインを送金してください。
- 自分の使用している取引所でNANJコインを購入できます。
このステップでNANJコインを購入することができます。
複数の取引所を扱うことになるので、どの取引所を扱うかは個人でしっかり吟味してからの開設をお願いします。
購入可能な海外の取引所はCoinExchangeとHitBTCについて紹介しておきましょう。
CoinExchange
NANJコインが初めて上場したのが、このCoinExchangeです。口座を開設しする際に、手間がかかる作業の一つの本人確認の必要がありません。海外の取引所でもアルトコインの取り扱いが多いのも魅力の1つですね。
HitBTC
2018年5月にNANJコインが上場した取引所です。世界上位の出来高を記録しています。手数料が0.1%と海外取引所の中でも低いことが特徴です。
CoinExchangeは本拠地が不明で、HitBTCは運営元が不明ですので、どちらを使っても不安な点は残るでしょう。またどちらも日本語に対応していないため、その点もご注意ください。どちらの取引所でもメリット・デメリットはあるので十分に吟味し、納得した上で使うことが鉄則です。
提携して活動範囲を拡大をしている
NANJコインはCosplay Tokenとビットキャッシュと提携をしました。投げ銭企画をすでに始めているので今後新たなプロジェクトが出てくることが楽しみですね。
またビットキャッシュと提携をして、大阪を活動拠点にしているプロeスポーツチームの”CYCLOPS”を応援するプロジェクトを開始しました。今後もNANJコインでは提携先を増やしていき活動範囲を拡大していくでしょう。
まとめ
スポーツ好きな方々は是非NANJコインを始めることをお勧めします。
スポーツは世界的にも経済効果を起こしやすく、今後NANJコインが世界の様々なスポーツで活用されていけば国内だけでなく海外のスポーツでも取引ができるようになる可能性があります。
また、Cosplay Tokenやビットコインキャッシュとも提携したことで、活動範囲を拡大しているので今後の展望にも期待できますね。
2020年には東京オリンピックが開催されます。オリンピックまでにNANJコインがもっと普及していれば、様々なスポーツで活用される可能性もあります