GACKTが広告塔をやっていたSPINDLEって仮想通貨はもう終わってる?

GACKTが広告塔をやっていたSPINDLEって仮想通貨はもう終わってる?

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SPINDLEはすでに今年2018年5月21日に5つの仮想通貨取引所に上場しており、仮想通貨としての取引が開始されています。

SPINDLEとは仮想通貨の名称

SPINDLE(スピンドル)とは、2017年末頃に歌手・俳優のGACKT(ガクト)氏がプロジェクトメンバーとして参加していることで一躍有名となった仮想通貨の名称です。

歌手・俳優のGACKT(ガクト)氏

金融コンサルティングを行う株式会社BLACK STAR&CO.(以下BLACK STAR社)が開発を行っており、BLACK STAR社はSPINDLEについて「ブロックチェーン技術とスマートコントラクト技術を組み合わせ、厳選された仮想通貨運用者に個人で直接 仮想通貨SPINDLEを用いて投資する事を可能」とする仮想通貨だとして、仮想通貨の開発そのものに加えて投資・運用プラットフォームの開発及び個人投資家への普及も主眼においてプロジェクトを展開しています。

SPINDLEが大きく注目されていた理由

SPINDLEが大きく注目されていた理由

他の仮想通貨とは異なりSPINDLEプロジェクトが注目されている理由としては、やはり著名な歌手・俳優であるGACKT氏がプロジェクトメンバーに参加しているからでしょう。GACKT氏は2017年12月16日に自身のブログで「仮想通貨の可能性は、国境とか国や政治を超えた【貨幣の民主化】とも言える。仮想通貨で出来ることは無限にある。震災支援や飢餓地域への寄付や支援の形そのものも変わる。」と述べており、仮想通貨に対する大きな期待を表現しています。
折しも2017年は仮想通貨が投資家等だけではなく一般人にも広く認知され始めた一年であり「GACKT氏が仮想通貨のプロジェクトに参入する」という話題は大きな注目を集めました。GACKT氏の考え方に共感するような声もあれば、仮想通貨そのものが持つネガティブなイメージも相まって疑問視するような批判意見もあるなど、まさに賛否両論の議論を巻き起こしました。

SPINDLEの基本情報とこれまでの動き

SPINDLEの基本情報とこれまでの動き

賛否両論巻き起こっているSPINDLEプロジェクトですが、SPINDLEに限らず仮想通貨について判断を行う場合には、まずはその仮想通貨についての情報をしっかりと調べることが重要です。そこで、仮想通貨としてのSPINDLEの基本情報や特徴をまとめておきましょう。

SPINDLEに関する基本情報(2018年9月5日時点)

・通貨名:SPINDLE(SPD / スピンドル)
・発行者:株式会社BLACK STAR&CO.
・公開日:2018年5月21日
・発行上限枚数:100億枚
・現時点での発行枚数:約41億枚
・現時点での時価総額:約13億7千万円
・取り扱い取引所:「HitBTC」「Yobit」「BTC-Alpha」「Livecoin」「Exrates」

SPINDLEプロジェクトのこれまでの動き

・2017年10月 プライベートプレセール開始
・2017年12月26日 GACKT氏がSPINDLEにプロジェクトメンバーとして参加していることを公表
・2017年12月28日 WEBサイトおよびホワイトペーパー1.0公開
・2018年1月31日 プライベートプレセール終了
・2018年4月29日 クラウドセール開始
・2018年5月15日 クラウドセール終了
・2018年5月2日 ホワイトペーパー2.0公開
・2018年5月18日 SPINDLEトークンの配布開始
・2018年5月21日 世界5ヶ所の仮想通貨取引所へ上場したことを発表

SPINDLEの特徴

SPINDLEの特徴

次は、SPINDLEの特徴をそれぞれ見ていきましょう。

特徴その①:スマートコントラクト

SPINDLEの一番の特徴はイーサリアムの「スマートコントラクト」を利用している点です。スマートコントラクトとは、端的にいうとブロックチェーン上で行われる様々な取引行為を自動的に実行してくれるプログラムのことなのですが、その特徴として「契約を完全に自動化することにより、従来の契約で必要となった時間やコストを削減できるほか、不正な取引を防止することができる」ことと「特定のプラットフォームに手数料を支払うことなく自由に商品やサービスなどを売買できるようになる」というメリットがあります。

例えばGACKT氏が活躍している音楽業界では、国内外問わず長いこと「著作権の管理問題」が解決されないままでおり、日本でも音楽著作権管理団体の管理手法に対して消費者のみならず音楽を生み出す側のアーティストからも批判の声が聞かれることがあります。音楽著作権管理団体の存在は、音楽による収益をアーティストに対して公平に還元できるという点でアーティストの活動を守る役割がある一方で、利益分配方法は管理団体に一任されているのが現状であり、そこに利権が発生しているのではないかと問題視されています。また消費者からの著作権料の徴収方法に対しても批判があり、最近では音楽教室からの徴収に関する話題が注目されています。
この音楽の著作権管理にスマートコントラクト機能を活用することが出来れば、音楽を提供するアーティスト側と消費者とがダイレクトに取引を行うことが出来るようになり、かつこの取引には手数料がかからないために、双方にとって大きなメリットが生まれます。これがスマートコントラクトがもたらすメリットの具体例です。

特徴その②:投資プラットフォーム「ZETA」

SPINDLEの公式ホームページでは「SPINDLEプロジェクトは、多くの投資経験を必要とせずに、投資と資産運用がSPINDLEを通じて人生と心を豊かにする楽しい方法であることを人々に教育することを目指しています。」としており、この点もSPINDLEの特徴の1つとなっています。

すなわち、SPINDLEプロジェクトはただ単に仮想通貨を発行し流通させることのみを目的としているのではなく、SPINDLEを使用する投資・運用プラットフォームの構築をも行うことで、いまは富裕層などの特定の層がメインプレーヤーとなっている投資や資産運用をより一般化することをメインの目的としているのです。

SPINDLEプロジェクトが開発を行っている投資・運用プラットフォームは「ZETA」という名称ですでにホワイトペーパー上で紹介されています。ZETAを端的に説明すると「運用者と投資家をつなぐマッチングプラットフォーム」なのですが、ZETAにはブロックチェーンとスマートコントラクトが導入されるために情報の改ざんや書き換えなどが行えないようになるという特徴があります。これにより既存の投資や資産運用環境が抱える「不透明性」という問題を解消しクリーンな投資環境が整備されるために、初心者でも安心して投資や資産運用が行えるようになるとされています。

また、ZETAには「分散型取引所」という管理システムが組み込まれる予定となっています。既存の投資・資産運用は基本的には主たる管理者が存在する「中央集権型」の管理システムで行われてきました。そのために時には管理者の権力が大きくなりすぎることで管理者による搾取も行われてしまうという問題がありました。

一方でZETAのような、ユーザーによる相互監視によって管理される分散型の管理システムであれば、管理権力が一極集中することはありません。よって、ユーザー全てが平等公平に投資や資産運用に参加できる環境を整えられるというわけです。

SPINDLEの取引において注意すべき点

SPINDLEの取引において注意すべき点

SPINDLEプロジェクトが持つ理念と実現を目指す未来像についてはあらかたご理解いただけたかと思いますが、一方でSPINDLEを含めて仮想通貨に対してはネガティブなイメージを持っている人もおり批判意見も存在することは無視できない事実です。ここでは、SPINDLEの取引に参加する上で注視しておくべき点についていくつかご紹介しておきます。

SPINDLEのこれまでの値動き

まずは、SPINDLEのこれまでの値動きについてしっかりと把握しておきましょう。
SPINDLEは先述のとおり2018年4月29日にクラウドセールが実施されていますが、4月29日から5月6日までは0.0003ETHに10%上乗せした1SPD=0.00033ETHで販売されており、これは当時の日本円換算で約26.6円という計算でした。この後、5月7日から5月11日は0.00036ETH(約28.7円)、5月12日から5月15日(クラウドセール終了日)は0.00048ETH(約36.5円)と徐々にレートが上がっていきました。
しかし2018年5月21日の仮想通貨取引所5か所への上場後は、SPINDLEの値は上がっておらず、むしろ現時点(2018年9月5日時点)までは下降傾向にあるというのが実情です。例えば2018年9月5日時点のSPINDLE/日本円のレートを見ると1SPD=約0.282円となっています。これは先述のクラウドセール開始時のイーサリアムを介したレートと比較するとおよそ1/100となっている状況です。もちろん、SPINDLE含めた仮想通貨の場合には何かひとつの出来事をきっかけとして大きく値が動くこともあるので、今後も現在のような状況が継続していくとも言えませんから、今後も値動きは注視すべきでしょう。

投資プラットフォーム「ZETA」の開発状況

仮想通貨の値が大きく動くのは、その仮想通貨の管理・運用について大きな変更などが行われた場合ですが、SPINDLEについていえば、例えば投資プラットフォーム「ZETA」の開発について進展があった場合には値が動くことが予想されます。
現時点(2018年9月5日)ではZETAの開発状況について特に情報が流れていない状況ですが、一方でSPINDLEのホワイトペーパー2.0ではそもそもZETAは「α版」「β版」「1~4」という流れで開発予定であり、最初のα版のローンチは今年2018年の秋頃からと予定されています。さらに全てのSPINDLEユーザーが参加できる「β版」のテストは来年2019年の1月頃からの予定となっています。これらのZETAの開発状況やローンチに関する情報は今後もSPINDLEの公式ホームページなどで公開されるでしょうから、常にアンテナを張っておく必要があります。

SPINDLEの取引に今から参加するには?

SPINDLEの取引に今から参加するには?

先述のとおりSPINDLEは今年2018年の5月に5つの仮想通貨取引所に上場しており、これらの取引所で取引を行うことができます。ただし、これらの5つの取引所のうちHitbtcについては2018年6月より日本居住者向けのサービスを停止しているため、SPINDLEの取引は実質4か所の取引所でしか行えない点には注意しましょう(日本居住者除く)。

5つの仮想通貨取引所はいずれも海外にあるので、まずはこれらの取引所でアカウントを開設する必要があります。その後、日本国内の仮想通貨取引所で仮想通貨を購入し、海外の取引所に送金を行うことで、海外の取引所でSPINDLEの売買(日本で購入した仮想通貨を使用しての取引)を行えるようになります。

例えば海外の仮想通貨取引所でアカウントを開設するには英語が分からないと難しいなど、いずれの手続きも初心者ユーザーにとってはハードルが高いものです。インターネットなどで情報を収集しながら、慎重に行ってください。

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